意外と知らない?歯周病とは

By KOBEホワイトニング Posted 2023-07-21

歯周病ってどんな病気?

「歯周病」という言葉は、ほとんどの方が聞いたことがあるでしょう。では、具体的にどの

ような病気なのかはご存知ですか。30歳以上の日本人のうち「80%の方が歯周病」だと言

われているほど、日本の歯周病罹患率は高い状況にあります。しかし正しい知識を持って行

動すれば、歯周病は防げる病気でもあるのです。

今回は歯周病の症状やその原因、予防するためにできることについて解説いたします。お口

の健康を保つために、ぜひ役立ててください。

歯周病とは

歯周病は、歯の周りにある歯茎や歯を支えている顎の骨に症状が出る病気で、生活習慣病の

1つだとも言われています。歯が虫歯になっておらず健康だとしても、最終的に歯が抜け落

ちてしまうものです。

虫歯は早いうちに気が付いて治療を行えば、またしばらく歯を使うことができますが、歯自

体が抜けてしまったら治療のしようがありません。そういう意味では、虫歯よりも恐ろしい

病気だと言えるのではないでしょうか。

歯周病を予防するためには、歯周病について知っておくことが大切です。まず最初に、歯周

病の症状についてご説明します。

こんな症状は歯周病のサインかも!?

歯周病は「歯肉炎」と「歯周炎」の総称です。軽度から中等度、そして重度と進みます。初

期の段階では、痛みを感じるなどの自覚症状は特に感じられません。そのため、気が付かな

いうちに進行してしまいます。

しかし歯周病になるとどのような症状が現れるのか予め知っておくことで、早く気が付くこ

とができる可能性もあるでしょう。それぞれの段階でみられる症状は次の通りです。

①歯肉炎

「歯茎だけに炎症が起きている状態」です。健康な時はピンク色だった歯茎が赤く腫れたり

、歯磨きの時に出血したりします。特に痛みはありません。出血があっても少量だと気にし

ないという方もいますし、歯ブラシの当たり具合によっては出血しないこともあるため、炎

症が強くなるまで気が付かないことも多いです。

歯と歯茎の間にある溝は、歯茎が腫れて膨張するため深くなることがありますが、顎の骨に

症状は現れていない段階です。

②歯周炎

歯周炎は「歯茎に加えて顎の骨にまで症状がある状態」を指し、進行度合いによって軽度・

中等度・重度と分けられます。

《軽度》

歯肉炎よりも歯茎の赤身や腫れは強くなり、歯槽骨と呼ばれる顎の骨が溶け始めた段階です

。歯と歯茎の間にある溝は「歯周ポケット」と呼ばれるようになり、4mm以上になります

 

《中等度》

軽度よりもさらに炎症は強くなり「歯周ポケット」は5〜6mm程度にまで及びます。歯茎が

下がり、歯と歯の間に隙間がみられる状態です。骨が溶かされ、歯を支えている部分が減少

するため揺れが生じ始めます。また歯茎に痛みを感じたり、膿が出たりすることもあります

《重度》

中等度の症状がより悪化した状態です。歯茎は大分下がって歯と歯の間の隙間が大きくなり

、物が詰まりやすくなります。「歯周ポケット」はさらに深くなり、11mm以上になること

もあります。歯は大きく揺れ、痛みを感じるためよく噛むことができません。さらに、口臭

もかなりきつくなります。

最終的に歯を支えきれないところまで骨がなくなると、自然と歯が抜け落ち、歯を失うこと

になるのです。

何が原因で歯周病になる?

このような歯周病を引き起こす原因とは一体何なのでしょうか。主な原因は、磨き残した「

歯垢(プラーク)」と呼ばれる細菌の塊です。

他に歯周病を悪化させる因子として、喫煙や糖尿病などの全身疾患・歯ぎしり・口呼吸・ス

トレス・遺伝などがあります。複数の要因が重なっていることもあるため、日頃から歯科医

院でお口の状態をみてもらう習慣をつけておきましょう。

歯周病になると元には戻せません

歯周病になっても「歯科医院へ行けば何とかなるだろう」と思っている方もいるかもしれま

せん。歯肉炎であればまだ間に合いますが、骨が溶かされる歯周炎の段階になると、残念な

がら失った骨を元に戻すことはできません。

そのため、歯周病になる前に予防することが非常に大切です。もし既になってしまっている

場合は、今以上に進行しないように、一刻も早く歯周病の治療を受けましょう。

予防も治療も可能な歯周病!なる前に予防しよう

近年は「予防歯科」が当たり前になりつつあります。虫歯はもちろん、歯周病も予防するこ

とが可能な病気だからです。

歯周病を予防するためには、ただ毎日の歯磨きを丁寧にしていればいいわけではありません

。ここでは、歯周病を予防するために心がけるべきことをお伝えします。

①正しいブラッシング(歯磨き)を身につけて実践する

皆さん歯磨きを毎日されていると思いますが、どれだけ磨き残しの少ない状態を作れている

でしょうか。当たり前のようにしている歯磨きですが、虫歯や歯周病を防ぐために歯垢を落

とすことを、歯科では「ブラッシング」といいます。これは歯を磨くことではなく、歯垢を

しっかりと落とすことを目的としています。

 

歯垢は毎日付着するため、日々のセルフケアでできるだけ多く取り除くことが大切です。歯

ブラシはもちろん、デンタルフロスや歯間ブラシも1日1回は使うようにしてください。歯

と歯の間までしっかりとお掃除することで、お口の健康を保ちやすくなります。

②定期的に歯科医院でメンテナンスを受ける

毎日のセルフケアに加えて、定期的に歯科医院でのメンテナンスにも通うようにしましょう

。自分でお口全体の汚れを全て取り除くことは不可能ですし、先にお話した通り歯周病を悪

化させる要因となるものは歯垢以外にもあるからです。

メンテナンスは、ただ歯垢や歯石を取り除くだけのものではありません。歯周病の検査をし

て歯茎や顎の骨の状態を確認したり、お口の中の変化やあらゆるリスクがないかどうかを見

つける機会でもあるのです。このような点は、歯科医師や歯科衛生士に見つけてもらわけれ

ばわからないでしょう。

定期的なメンテナンスでお口の健康を保とう!

いかがでしたか?今回は、歯周病についてやその予防法についてご説明しました。いつまで

もご自分の歯で美味しく食べ続けるためには、虫歯や歯周病を防ぎ、お口を健康に保つ必要

があります。

ぜひ日頃から歯や歯茎の状態を観察するようにしてみてください。何か気になることがある

時は早めに歯科医院で相談し、何もない場合でも半年に1回は定期的にメンテナンスに通う

ようにしましょう。それが歯周病を予防するためにとても大事なことです。

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