1番有効な歯磨きとは?効果的な歯磨きで口腔内をケアしよう☆

By KOBEホワイトニング Posted 2023-06-09

効果的な歯磨き、できていますか?

タイトルを見て「毎日歯磨きしてます!」「歯磨きするのは当たり前じゃないか!」と思われた方、ちょっと考えてみてください。「歯磨きをしている」と「磨けている」は全く別の話です。自分では磨いているつもりでも、肝心なところが磨けていない、ということは案外たくさんあります。

今回は、歯磨きをしている全ての方に読んでいただきたい記事です。ぜひご自分に当てはめて、毎日の歯磨きを振り返ってみてください。

 

歯磨きの目的は?

歯磨きの目的を考えたことはありますか?歯磨きで落とすべきなのは、食べかすだけではありません。一番落としていただきたいものは「歯垢」です。歯垢はプラークとも呼ばれる細菌の塊で、お口の中の細菌が沢山含まれています。これが付着したままになっていると、虫歯や歯周病を引き起こしてしまうのです。そのため、歯磨きではこの歯垢をできるだけしっかり落とすことが重要になります。

 

基本的な歯磨きのコツ

時間をかけて磨いたとしても、歯垢が残ってしまっては期待するような効果は得られません。効果的な歯磨きを行うためには、しっかりとコツを押さえた上で歯磨きをする必要があるのです。ここでは、基本的な歯磨きのコツをご紹介します。

 

・持ち方

ペングリップといって、ペンを持つように持つ方法がお勧めです。手首が使いやすいため、細かい角度の調整がしやすくなります。歯の並びや場所に合わせて、歯ブラシを当てることができます。

 

・力加減

「優しい力で磨いてください」と言われても、実際にはどのくらいの力なのかわからないものです。是非一度、キッチンスケールなどを使ってご自身の歯磨きの力加減をチェックしてみてください。

測り方はいつも通りに歯ブラシを持ち、いつものように計りの上を磨くだけです。表示されたのは何gですか。適した力加減の目安は「150~200g」以内になります。この範囲内におさまる力加減で磨くようにしましょう。

 

・動かす幅

歯ブラシを歯に当てると、上の前歯など歯が大きいところでは2本、下の前歯など歯が小さいところでは3本くらいの幅になると思います。その幅におさまるように、往復20回程度動かしてください。動かし終わったら隣の歯に移りましょう。短い幅で動かすことで、歯と歯の間など細かい部分にも歯ブラシの毛先が届きやすくなります。

 

・当て方

年齢や歯・歯茎の状態により変わります。一般的な磨き方は以下の2つです。

 

《基本的な歯磨きの方法》

・スクラビング法

歯と歯茎の境目に対して、直角になるように歯ブラシを当てて磨く方法です。内側を磨く時は、斜め45°になるように歯ブラシを当てましょう。動かす時は、横に小刻みにするのがポイントです。一般的には、お子さまや歯茎が健康な方に適しています。

 

・バス法

歯と歯茎の境目に歯ブラシの毛先が斜め45°になるように当てて磨く方法です。浅い歯周ポケットの歯垢を除去する他、歯茎へのマッサージ効果もあります。歯周病予防や歯周病の方にお勧めです。

 

歯磨きをより効果的にする方法

上記でご紹介した歯磨きのコツを押さえた上でプラスすることで、さらに効果的な歯磨きを行えます。ここではその方法を3つあげていきます。

 

①部分磨き

歯ブラシでは届きにくい歯並びの乱れたところや、一番奥の歯の後側、親知らずの周りなどを「部分磨きのブラシ」で磨く方法です。これを使うことで歯磨きが楽になります。

太い毛束が1つの小さいブラシで「タフトブラシ」と呼ばれています。コンパクトなため、狭い部分にもピタッとフィットさせやすいのが特徴です。

 

②磨く順番を決める

あちこち磨いていると、どこを磨いてどこが磨けていないかわからなくなってしまいがちです。例えば右上の奥歯の外側から左上→左上の奥歯の内側から右上→上の歯の噛む面→下の歯…というように、一筆書きする要領で磨くと満遍なく全体を磨けます。

 

③デンタルフロスや歯間ブラシの活用

実は歯ブラシのみでは、全体の汚れを100%とすると、その60%ほどしか落とせないというデータがあります。衝撃的な結果ですよね。

なぜかというと、歯ブラシの毛先は歯と歯との間までは通らないため、その部分の汚れは残ったままになってしまうからです。そのため、歯と歯の間はデンタルフロスなどの補助的な清掃用具でお掃除する必要があります。これらを用いることで、80%くらいまで歯垢を落とすことが可能だと言われています。1日1回の使用を目安に、ぜひ取り入れていきましょう。

 

最短で効果的な歯磨きを身につける方法

ここまで歯磨きについてお話してきましたが、それを実際に行うとなると自己流ではなかなか上手くいきません。

一見簡単に思える歯磨きですが、正しく行うとなると難しいものです。

できるだけ最短で、スムーズに効果的な歯磨きを身につけるためには、歯科医院で教えてもらうことをお勧めします。自分では気が付かない磨き癖や、ちょっとした角度の違いなどを直接教えてもらえるからです。

このほんのちょっとした違いが、歯磨きの効果を左右します。今まで歯科医院で歯磨きの指導を受けたことがないという方は、ぜひ一度受けてみてください。毎日の歯磨きが楽になったり、新しい情報が得られるかもしれません。

 

定期的な歯科検診を受けよう

今回は、効率の良い歯磨きを行う上で大切なことを解説しました。

デンタルフロスや歯間ブラシの活用のところでお伝えしたとおり、歯ブラシやデンタルフロスなどを使ってもお口全体の汚れは80%ほどまでしか落とせません。

誰でも自分で届かない場所や苦手なところがあり、そこに磨き残しが生じるからです。この部分を見てみないふりをしてしまうと、虫歯や歯周病を悪化させてしまうため注意が必要になります。

 

お口の中は暗くて狭く、誰でも100%磨くことは困難な場所です。難しい部分はお口の専門家である歯科医師や歯科衛生士の手を借りて、健康な状態を保てるようにしていきましょう。定期的に歯科医院でのクリーニングや検診を受ける習慣をつけることで、虫歯や歯周病を防げる可能性も高くなります。頻度は、お口の状態に合わせて3?6ヶ月程度で通うのが理想です。お忙しい方は難しく感じるかもしれませんが、最低でも半年?1年に1回は歯科検診を受けるようにしてください。

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