妊娠中の歯科検診とセルフホワイトニング

By KOBEホワイトニング Posted 2021-12-24

安定期に入ったら歯科検診へ

「安定期に入って悪阻もなくなって楽になった」

なんて方に是非歯医者さんに行ってほしいのです。

 

実は妊娠中は歯周病などお口の中でのトラブルが起きやすくなっています。

本日は妊娠中のリスクや注意点、セルフホワイトニングをする際はどのタイミングが

ベストなのかをお話していきます。

 

◆妊娠中は虫歯になりやすい?

悪阻中は体調が優れず歯磨きが辛くて出来なかったり、

空腹を避ける為にこまめに食事やおやつを食べる機会も増えてくると思います。

お口のケアまで手が回らない時期でもありますよね。

お口の中に長時間食べかすなどが溜まった状態になるので、虫歯になりやすい環境となります。

 

それだけでなく女性ホルモンの増加により、そのせいで歯茎が腫れたり、出血しやすくもなります。

また、唾液の質が変化して酸性に傾いたり、量が減少してお口の中がネバネバしやすくなったり...

唾液の量が変化すると、本来の唾液の働きも悪くなり、細菌が増えてしまいます。

虫歯菌は酸が大好きなので、注意が必要です。

 

何かあってからではなく、定期的にメンテナンスを受けていると早期に対応することができますので、

治療が必要になっても何度も通うことなく、短時間で終えることができて

負担もだいぶ軽くなってくるでしょう。

 

◆虫歯や歯周病によるリスク

もし妊娠中に虫歯や歯周病になってしまうとどんなリスクがあるのでしょうか?

 

女性ホルモンは歯周病菌の増殖を促す働きがあり、妊娠中は歯周病にかかりやすいと言われています。

歯周病になってしまうと、お口の中の細菌や炎症物質が血液に流れ、

子宮まで伝わり子宮が収縮してしまいます。

そうすると早産や低出生体重児のリスクが7倍にもなってしまうのです。

 

また妊娠後、お母さまから赤ちゃんに虫歯を移してしまう可能性があります。

生まれてきた赤ちゃんのお口の中には虫歯菌が存在しておらず

外からの感染によって虫歯になってしまいます。

つまり、お母さまのお口に虫歯があると、一緒に食事をしているときなどに

母子感染が起こってしまうのです。

 

こうしたリスクやトラブルを防ぐためにも歯科検診や

妊娠中も体調を考慮してオーラルケアを行うことが重要です。

 

◆妊娠中にできるオーラルケア

普段であれば、食事のたびに歯を磨くことが基本です。

しかし、妊娠中は悪阻がひどく歯ブラシを口に入れる事や、歯磨き粉のニオイが辛い時もありますよね。

 

口の奥まで歯ブラシが入ることで吐き気が込み上げてしまう方は

歯ブラシをなるべくヘッドの小さい物にしてみましょう。

どれがいいか分からない方は、パッケージに「スリム」や「コンパクト」と

書かれた歯ブラシを選んでみてください。

斜め横から歯ブラシを入れて磨くのも軽減されるポイントとなります。

 

歯磨き粉も無香料のものや低香味のものを選ぶといいでしょう。

特にジェルタイプは泡立ちがなく磨けて、ゆすぐお水も少量ですむのでオススメです。

KOBEホワイトニングの美白歯磨き粉も味に癖がなく低発砲ですし、うがいも1回でいいので

妊娠中でも磨きやすいとおもいます。

またデンタルフロスや歯間ブラシなども上手に使って見てください。

歯と歯の間は特に汚れが溜まりやすいので、すっきりできるかと思います。

 

どうしても体調が悪い時には無理して歯を磨かなくても大丈夫です。

症状が少し落ち着いてきたときにこまめに磨くようにしましょう。

なかなか体調が回復しないときは、食べた後に水でお口をゆすいでみるだけでも違います。

 

無理せずできることからケアに努めましょう。

 

◆こんな歯科医院がおすすめ

・バリアフリー

待合室から診療室、お会計など何かと多いですが段差がなかったり

手すりなどがあると移動の際に安心です。土足のまま入れるかどうかも重要ですね。

 

・広々とした待合室

ゆったりとできる待合室はありがたいですね。

リラックスできる音楽や、あまり忙しくないような歯科医院であるかも大事です。

 

・女性医師在籍

最近では女性医師はもちろんのこと、ママさんワーカーの医師も多くなっています。

共感してくれたり親身になってくれるので心強いと思います。

 

・駅から近い

アクセスが悪いと通うのも大変になってしまいますよね。

今は駅チカや商業施設の中にもあるので、行きやすいところを探しましょう。

 

・小児歯科対応

すでにお子様がいらっしゃる方も、これから生まれてくるお子様も一緒に通うことができます。

同じ先生に診てもらえたらより安心ですね。

 

・キッズスペース完備

お子様を連れてきても遊べたり、ビデオが見れたりすると

「誰かに預けなきゃ」という気持ちも軽くなります。

またキッズスペースがある歯科医院は小児に慣れている可能性が高いです。

 

・感染対策

これは歯科医院に限らずではありますが、

マスクを外して、お口を開くのでよりしっかりとした感染対策が重要視されます。

スタッフや院内の環境はもちろん、すでに通っている患者さんもモラルを持って

感染対策に協力しているかも大切です。

 

是非、体のことを気遣える歯科医院を選びましょう。

また、後にベビーカーで来院しても大丈夫かどうかもチェックしてみるといいかもしれません。

 

住んでいる地域や歯科医院によって異なりますが、

母子手帳と一緒にもらえる補助券などがございましたら無料で検診を受ける事もできます。

一度確認してみてください。

 

中には妊娠中だけどホワイトニングをしたいと思われる方もいらっしゃると思います。

基本的にセルフホワイトニングは妊娠中でも施術して問題はありません。

お腹の中の赤ちゃんに影響を及ぼすこともないです。

ただ、どうしても妊娠中は体調の変化が起こりやすかったりずっと同じ体勢でいると

お腹が苦しくなったりということもありますよね。

 

あくまでも無理をせず、ご自身の体と相談しながら行うようにしてくださいね。

 

 

 

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