自身の虫歯予防について

By KOBEホワイトニング Posted 2021-05-11

そもそも虫歯とは?

 虫歯の原因菌はS.mutansという口腔内常在菌が主となっています。

このS.mutansは酸を産生しますが、この酸によって歯の表面が溶けてしまいます。

唾液の中にはカルシウムが含まれており、このカルシウムが表面を再生してくれますが、再生が追い付かずに歯が溶け続けてしまうことを虫歯と呼びます。

 

では虫歯にならないようにするにはどうしたらいいのか。

端的に言えばこのS.mutansがなければいいわけですが、常在菌のため根絶させることは不可能なのです。

なのでS,mutansが働きにくい環境を作ってあげればいいわけです。

 

まずS.mutansが酸を産生するためには歯の表面に付着することから始まりますが、この足場になりやすいのが歯垢(プラーク)です。

歯垢とはイメージしやすいようにいうとお風呂場や洗面所のぬめりのようなものです。

まずはしっかりブラッシングをして歯垢の付着を防ぎましょう。(ブラッシングについては後述します)

ちなみにこの歯垢がカルシウムとくっついてしまうと歯石になり自身のブラッシングでは除去できなくなってしまうので注意しましょう。

 

さて歯垢に付着したS.mutansは酸を産生するのに養分が必要になります。

この養分のほとんどは私たちが摂取している食物の糖分になります。

糖分を摂取しないということは残念ながらできません。

そのため、なるべく糖分の多いお菓子などは控えましょう。

また、産まれたばかりの赤ちゃんにはS.mutansがほぼいないと言われています。

大人から赤ちゃんへS.mutansが移るとされているため3歳頃まではキスや食器類の使いまわしは控えるとよいでしょう。

 

次に唾液についてみていきたいと思います。

唾液に関しては宿主因子が深く関わっています。

今は予防歯科によって唾液の性質、量をチェックすることが可能です。

唾液は食事残渣や常在菌を洗い流してくれたり、口腔内の㏗を中性に保ってくれるのですが、唾液量が少ない人は虫歯になりやすい傾向にあります。

服用薬(降圧剤等)、既往歴(シェーグレン症候群等)などがある方は唾液腺をマッサージしたり、人口唾液の使用、かかりつけ医に相談してみましょう。

また唾液の性質は時間帯やストレスによっても変わってきます。

就寝時間は唾液分泌量は低下するため、起床時に生理的口臭があります。

またストレスを感じると交感神経が優性になりますが、この場合ねばねばした唾液が多く分泌するため唾液量が減少したように感じるのです。

 

そして最後に食事時間が虫歯と深く関わってきます。

口腔内は基本的に唾液により中性に保たれているわけですが、食事後はどうしても酸性に傾いてしまいます。

この酸性下では虫歯が進行しやすくなってしまいます。

そのため食事の間隔はしっかりと時間を空けることが大事になってきます。

間食などを含めてしまうと口腔内が常に酸性になってしまうので食後はしっかり歯を磨き二時間ほど食事を控え中性に戻してあげましょう。

ただし酸性の強いもの(お酢、炭酸飲料等)を食べた直後は歯に傷がつきやすい状態があるので30分程は歯磨きは控えうがいだけにとどめておくとよいでしょう。

 

ブラッシング

さて上記について書きましたS.mutansを活発化させないためには口腔内を中性に保ち、歯垢がない状態にすることが大事になってきますが、ここで一番大きく左右するのがブラッシングになってきます。

まずブラッシングのタイミングですが、基本的には食後に必ず行いましょう。(酸性の強いものを召し上がった後は30分は控えてください)

特に就寝時は唾液量が減少するため、夕食後は必ず行ってください。

日中外食などで難しい場合は口をゆすぐだけでも違ってきます。

 

歯ブラシの選び方

特にこだわりがなければ硬さは普通を選びましょう。

手指力が強い方で硬い歯ブラシで磨いてしまうと歯が傷ついてしまうことがあります。

今は様々な形のものが出ていますが、ヘッドの大きさが小さいほうが奥歯に届きやすいです。

柄の形については自分が持ちやすいと思ったもので大丈夫です。ただし持ち方はペングリップ法といって鉛筆やシャーペンを持つように使用してください。

また最近では電動歯ブラシもあります。実はそこまで手動と自動で効果に差はありません。結局は自身のブラッシング法によるものですので使いやすいほうを使ってください。

また交換の目安ですが歯ブラシの裏側から見てヘッドから毛先がはみ出ているようであれば交換しましょう。

 

ブラッシング法

まずブラッシングの流れですが磨き忘れがないように一筆書きできるような流れで行ってください。

奥歯は1,2歯ずつ小刻みに磨いてください。前歯は歯ブラシを歯面に対し垂直にして磨くとよいでしょう。

歯の表面を磨いた後は歯周ポケットに毛先をいれるよう歯ブラシを歯面に対し45度に起こし小刻みに磨いてください。

親知らずが生えて磨きにくい場合は歯にヘッドを平行にするのではなく少し斜めにしてあげると磨きやすいです。また、あーと口を大きく開けてしまうと頬の筋肉が緊張し歯ブラシが入りづらくなってしまうので口は、いーとするとよいでしょう。

基本的には大きな動きでなく細かに動かすことを念頭に置いてください。

歯磨き後に口をゆすぐ場合は慣れるまで大変ですが、ゆすぐのは一度程度にするとよいでしょう。しっかりとゆすいでしまうと歯磨き粉に含まれるフッ素も洗い流してしまうことになります。

ちなみにスウェーデンでは歯磨き後に口をゆすがないのが習慣となっていたり、水道水にフッ素が含まれているくらいフッ素を大事にしています。

 

 

歯科補助器具

実はどんなにベテランの歯科衛生士さんでも歯ブラシのみではどう頑張っても60~70%までしか汚れを落とすことができません。

そこで歯ブラシ以外に歯間ブラシやデンタルフロス、糸ようじ等の歯科補助器具をぜひ使ってください。

歯間ブラシに関しては歯肉の隙間の大きさに合っていないものを使ってしまうと歯肉を傷つけてしまうことがあるのでかかりつけ医の歯科衛生士さんに合ったものを教えてもらうとよいでしょう。

フロスに関しては柄がついたものと糸のみのものがありますが、手指力の力加減を調整しやすいのは糸のみのものなので出来れば柄がついていないものがお勧めです。

ただし奥歯などのやりづらい部位に関しては臨機応変に使ってもよいでしょう。

またブリッジや連結冠で補綴している方はスーパーフロスといって歯肉から通すことができるフロスもあります。

 

定期検診

歯医者さんに検診に行かれた時に歯科衛生士さんにピンク色に染めてもらうことがありますね。

プラークコントロールといって磨き残し部位を可視化、数値化することによって自身がどこが磨けていないのかがはっきりします。

このプラークコントロールは20%以下が推奨されています。

自分ではしっかり磨いているつもりでも意外と磨き残しが多いものです。正しいブラッシング法を指導してもらい慣れるまでは3か月に1度ほど通院し慣れてきたら1年に1度でいいので定期検診に行きましょう。

また、隠れ虫歯といって見た目はあまりわからないのですが中で虫歯がかなり進行してしまっているものもあります。特に若い方に見られます。

こういった虫歯は視診やレントゲンでの確認が必要になります。

初期虫歯や小さい虫歯であれば1度の治療で終わりますので通院が必要になってしまう前にこまめに定期検診に行くことをお勧めします。

 

最近では昔と比較すると虫歯自体は減ってきてはいますが、コロナ禍によって生活が乱れてしまったり歯科医院への通院を控えている方が増えています。

虫歯によって失ってしまった歯は基本的にもとに戻ることはありません。

しっかりと虫歯を予防しなるべく定期検診に通いましょう。

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