歯磨きで重要なのは実は歯ブラシ?適切な歯ブラシで口腔ケアを☆

By KOBEホワイトニング Posted 2023-04-03

虫歯や歯周病を予防するための歯磨き法

食事は、色々な楽しみを与えてくれます。美味しいものや好きなものを食べることは、私たちを幸せな気持ちにさせてくれますよね。

そんな食事を楽しむために欠かせないのが「歯」。

できることなら、誰でもみんな虫歯や歯周病にはなりたくないでしょう。

歯磨きの目的は、虫歯や歯周病の原因となる菌の塊である歯垢(プラーク)を出来るだけ多く落とすことです。しかし日々の歯磨きや歯科での定期検診が大事だとわかっていても、忙しい毎日の中でなかなか理想通りには出来ていない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、そのような場合に少しでも虫歯や歯周病を予防するために役立つポイントと大事なことをお伝えしていきます。

 

■歯ブラシの選び方

歯磨きする上でまず必要なのは「歯ブラシ」ですが、あなたはいつも何を基準に歯ブラシを選んでいるでしょうか。

 

・歯医者で勧められた

・何となく良さそうな気がした

・安くて手頃だったから

・小さめで奥まで届いて良く磨けそうだから

・家族が用意してくれた

 

など理由は色々あるでしょう。

前提として、歯ブラシは何を使っても良いわけではなく、自分のお口に合ったものを使うことが大切です。

なぜなら歯ブラシが自分に合っているかどうかで、同じように磨いても歯垢の落ち方が変わってしまうからです。せっかく同じ手間をかけるのであれば、効率良く予防できた方がいいですし、結果に繋げたいですよね。

そうは言っても、薬局に行くとたくさんの歯ブラシが並んでいて、どれが自分に合っているのかわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。自分に合った歯ブラシを知るためには、かかりつけの歯科医院での相談がお勧めです。あなたのお口に合った歯ブラシ選びと、磨き方のコツを教えてもらえます。

たかが歯ブラシですがされど歯ブラシ。歯磨きの基本であるからこそ、意識して選ぶようにしましょう。

 

■基本的な歯の磨き方

歯の磨き方には、色々な方法があります。歯並びやお口の状態は一人ひとり違いますから、それぞれのお口に合うように磨き方も様々です。

しかし多くの方に共通する基本的な磨き方はだいたい決まっています。そこにプラスして、自分のお口の特徴に合わせたケアの仕方をプラスしていくと良いでしょう。

例えば歯並びの悪いところがある場合、歯ブラシを縦や斜めに使ってみたり、歯ブラシ以外に細かい部分も磨きやすいアイテム「タフトブラシ」を合わせて使うなどの工夫をするなどです。

 

《歯の磨き方のコツ》

①歯と歯茎の境目まで歯ブラシの毛先を当てる

歯垢が溜まりやすい所で、歯ブラシをしっかり当てないと落とせない場所です。うがいなどでは落ちないため、きちんと歯ブラシが当たっていることを確認しながら磨きましょう。

 

②歯2?3本ずつの幅で細かく動かす

歯は丸みを帯びた形をしています。歯の並び方を良くみてみると、出っ張った部分と凹んだ部分のあることがわかるでしょう。歯ブラシを幅広く動かすと、出っ張った部分には良く当たるのですが、凹んだ部分には歯ブラシが届きにくくなってしまいます。凹んだ部分にも歯ブラシの毛先が届くように、細かく動かして磨きましょう。

 

③力を入れ過ぎず、少し毛先がしなるくらいの力加減で磨く(150?200gくらい)

綺麗にしよう、歯垢を落とそうと思うと、無意識に力が入ってしまいがちです。しかし力を入れ過ぎると、歯ブラシの毛先が押し付けられ開いてしまい「当てたい部分に毛先が当たっていない」という事態に陥ってしまいます。せっかく磨いているのに、歯垢が落ちていなかったら勿体ないですよね。ご自宅にある測りの上をいつものように歯ブラシで磨き、何gくらいの表示がされるか力加減のチェックをしてみてください。150?200gくらいがちょうど良い力加減です。

 

■予防力アップ!歯磨きのポイント

普段何気なくしている歯磨きにも、実はたくさんのポイントがあります。

 

①持ち方を工夫する

グーで握って持つと力が入ってしまいやすい他、細かいコントロールがしにくくなります。ペンを持つようにすることで、力や歯ブラシを当てる角度などの細かい調整がしやすくなるのでやってみてください。

また大きい前歯や歯が重なっているところなどを磨く時は、歯ブラシを縦に持って当てることで磨きやすくなります。

 

②磨く順番を決める

好きなところから何となく磨いていると、どこを磨いてどこを磨いていないのかわからなくなってしまいがちです。このように磨きムラがあると、磨き残しも生じやすくなってしまいます。

全体を満遍なく磨くために、磨く順番を決めておくと良いでしょう。

例えば、左下奥歯?右下奥歯の外側→右下奥歯?左下奥歯の内側→下の歯の噛む面、左上奥歯?右上奥歯の外側→右上奥歯?左上奥歯の内側→上の歯の噛む面というように、一筆書きで歯ブラシを当てていくと磨きやすいです。

 

③歯垢が付きやすいところを意識する

歯全体をしっかり磨くことは素晴らしいことですが、時間をかけて毎回全体を磨くわけにもいかないと思います。そのような時はどうしたら良いのでしょうか。全体をサッと磨くより、歯垢が付きやすいポイントを絞ってそこを重点的に磨くようにすると、効率の良い歯磨きができるのでお勧めです。

・歯と歯茎の境目

・歯と歯の間

・噛む面の溝

この3つに加え、歯並びが悪い部分を特に意識するようにしてみてください。

 

■歯ブラシだけでは虫歯や歯周病になる!?

ここまで歯磨きについてお話ししてきましたが、あなたは歯ブラシ以外に何かアイテムを使われているでしょうか。実は、お口全体の歯垢を100%とした時に「歯ブラシのみでは60%ほどしか取れていない」というデータがあるのです。特に歯と歯の間の歯が接してるような面には、歯ブラシの毛先が届きませんので、歯垢が残っている状態になります。

そうすると、一生懸命磨いているのになぜか虫歯や歯周病になる…という事態が起きてしまったりするのです。ですから毎日1回は、歯と歯の間の歯垢を取れるデンタルフロスや糸ようじ、歯間ブラシを使うことが望ましいと言えます。これらを併用することで、歯垢除去率を80%前後まで上げられると言われています。

今まで使っていなかった方はちょっと面倒に感じられるかもしれませんが、長くご自分の歯を残して美味しく食事ができるように、ぜひ今日から始めてみてください。

 

■まとめ

今回は歯ブラシと歯磨きについて押さえておいて欲しいことをお話ししました。いつものご自分の歯磨きと比べてみて、いかがでしたか?もし今までやっていなかったことや、やり方が違っていたことがあれば、ぜひ試してみてください。

そして最後に覚えておいていただきたいことがあります。セルフケアだけでは歯垢などを80%前後までしか取り除くことが出来ません。残りの20%は、苦手なところや自分ではケアが行き届かないところです。そのままにしてしまうと、虫歯や歯周病になりやすい部分ですので、定期的に歯科医院でのケアも受けるようにしましょう。

このご自身と歯科医院でのケアの2つが合わさって初めて、お口のケアが出来るのです。お口のケアは二人三脚と同じです。プロの手を借りながら、長く健康なお口を保っていってくださいね。??

 

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